仏像

本尊不動明王(桂昌院寄進)

本尊不動明王(桂昌院寄進)
桂昌院によって寄進された不動明王 
5年前に修復。それまでは来歴不明でしたか、今回の修復事業で不動明王の内部壁面に「綱吉公儀母桂昌院寄進之」と書かれていたのが確認でき、桂昌院による寄進であることが判明しました。

 

 

五大明王(桂昌院寄進)

本尊を除く残りの四明王は、現在富山県にて修復中です。今回の修復で、内刳(うちぐり・内部の空洞)に桂昌院寄進の墨書が確認でき、桂昌院の寄進であることが新たに判明しました。


■大威徳明王


■金剛夜叉明王


■軍荼利明王


■降三世明王

三十六童子(桂昌院寄進)

桂昌院寄進

不動明王に代わり、直接私たちを救ってくださる童子です。現在までに19体が修復を終え戻られました。

 

令和の大修復

五大明王破損が激しいため、現在、関侊雲(せきこううん)仏所にて修復中です。3〜4ヶ月に一体ずつ戻られる予定です。

現在、多くの方々のご支援により修復が進められています。
仏像の内部に「願い文」を入れることができます。直接お寺にお申し込みいただくか、「大聖護国寺オンライン受付」からでもごお申し込みいただけます。

修復中の童子

修復中の童子
組み合わされ修復を待つ童子様
修復中の童子
このようにパーツごとにバラバラの状態でした

 

修復を指揮する関侊雲仏師

 

 

修復を指揮する関侊雲仏師

修復の過程

 

願い文(ぶみ)〜令和のタイムカプセル

令和の大修復事業は、皆様のご支援により進められています。仏像の内部にあなたの願い事を納入することができます。薄い和紙に願い事とお名前を書いていただき、それを修復中の仏像の中に入れます。ご自身の願いが込められた仏像は、あなたを護る守り本尊となります。

ご支援方法には2種類ございます。
 (1)直接来寺
 (2)大聖護国寺オンライン受付

〜350年前の願い事〜
今回の修復では、仏像の胎内より350年前の願い事が発見されました。それは桂昌院様の女中方が桂昌院様の息災を願い書き記したものでした。実際の願文がこちらです。
実際の願文(350年前のものです)
この例に倣い、現代の私たちの願いを修復中の仏像の中に納入いたします。
願い文(ぶみ)は2種類です。標準の大きさは3000円のご支援、大きい願い文は10,000円のご支援となります。

書き方は「家内安全」のような定型句でも良いですし、「家族が健康でありますように」のように文章でも構いません。書式は自由です。
願い文(ぶみ)には2種類ございます。
標準は3000円(12㎝×8㎝)
大は10,000円(24㎝×16㎝)
お申し込みの手順は次となります

お申し込み
↓
お寺より願い文を送付
↓
ご自宅で願いぶ文をお書き入れ
↓
お寺に返送
↓
仏像納入

 

ご支援を頂戴しましたら、下記のものをお送りいたします。

 

3000円の場合

10000円の場合
願い事と、お名前、記入年月日をお書きください。
書き終わりましたら、同封の返信用封筒に入れ大聖護国寺まで返送してください。
(住所と寺名は書いてあります。また切手は貼り付けてあります)
願い文が大聖護国寺に到着しましたら、修復中の童子の中に納入いたします。

 

住職により懇ろにご祈願申し上げます

 

住職が祈願いたします
願い文を納入しご祈願いたしましたら、仕上げの工程に移ります
胴体を閉じ、割れを防ぐために薄い和紙を貼り、下地として胡粉を塗り、彩色をして完成です。(写真は15体目の持堅婆童子様)
修復からお戻りになった童子様は大聖護国寺の本堂にて拝観可能です。
修復が終わった童子
修復を指揮する関侊雲仏師
修復を担う関侊雲仏所の所員
https://www.youtube.com/watch?v=r_2_jfq3BWM&t=18s
https://www.youtube.com/watch?v=-Iv2kzvCWVQ&t=13s